新築外構を計画するときに多くの方が悩まれるのが、「オープン外構」と「クローズ外構」どちらを選ぶかという点です。
家の印象や暮らしやすさ、防犯性、そして費用まで大きく変わるため、慎重に考えたいポイントです。
今回は、愛知県で人気の外構スタイルを比較しながら、それぞれの特徴と選び方を解説します。
■オープン外構とは
オープン外構は、塀やフェンスの囲いを設けずに敷地を開放的に見せるスタイルです。建物や駐車場がすっきり見える、開放的でコストを抑えやすい外構スタイル。風通し・日当たりも良く、車の出入りがしやすい反面、プライバシーや防犯性はやや控えめです。隠さないスタイルのため、建物外観を生かしたデザインや様々なエクステリア製品を魅せるデザインでおしゃれに仕上げることができます。
■クローズ外構とは
玄関、お庭、駐車場を塀やフェンスでしっかり囲うプライバシー重視の外構スタイルです。高級感や安心感は抜群ですが、費用や圧迫感が出やすい面もあります。圧倒的高級感と重厚感やプライベート空間やセカンドリビングのお庭を造りたい方にはおすすめのスタイルです◎また、素材選びや高さの工夫で“軽やかに見せる”デザインに仕上げることも可能です。
■セミクローズ外構という選択
最近人気の“いいとこ取り”セミクローズ外構タイプ。開放感とプライバシーのバランスを取り、角柱+植栽+フェンスor塀で柔らかく仕切るデザインがトレンド。駐車場は車の出入りがしやすいようにオープン型にしつつ、お庭や玄関はゆるやかに仕切るのがポイント。比較的コストを抑えながらも、快適でストレスのないプライバシー性を実現できる、今もっとも主流の外構スタイルです。
■外構スタイル別 メリット・デメリット比較
| 比較項目 | オープン外構 | セミクローズ外構 | クローズ外構 |
|---|---|---|---|
| 開放感 | ◎ | ○ | △ |
| プライバシー性 | △ | ○ | ◎ |
| 防犯性 | △ | ○ | ◎ |
| デザイン性 | ◎ | ◎ | ◎ |
| 駐車のしやすさ | ◎ | ◎ | △ |
| 費用の抑えやすさ | ◎ | ○ | △ |
| メンテナンス性 | ○ | ○ | △ |
◎:とても優れている ○:標準的 △:注意が必要
■外構スタイル別 価格帯の目安(愛知県)
| 外構タイプ | 価格帯の目安(30坪前後) | 特徴 | 向いているご家庭 |
|---|---|---|---|
| オープン外構 | 約80〜150万円 | 開放的・駐車しやすい・コストを抑えやすい | 駐車重視・道路幅が広い住宅地 |
| セミクローズ外構 | 約120〜200万円 | プライバシーと開放感の両立・人気No.1 | 小さなお子さま・隣地が近い立地 |
| クローズ外構 | 約200〜350万円 | 防犯性・高級感・プライバシー重視 | 角地や交通量の多いエリア |
※上記は愛知県内の一般的な新築外構の目安です。敷地条件や使用素材により金額は変動します。
愛知県での人気傾向と選び方
愛知県は車社会が発展しており乗用車の保有数が全国で一位ということもあり、2~3台分の駐車エリアを確保するご家庭が多くあります。市街地では防犯性を高めるため「セミクローズ・クローズ外構」、郊外では圧迫感なく車をより多く止めることのできる「オープン外構」が人気です。駐車エリアを中心にデザインを仕上げてくため、
どちらが正解というよりも、立地や敷地の大きさや暮らしに合った心地よさを選ぶことがポイントです。
まとめ
☑オープン外構:開放感・コスパ重視
☑クローズ外構:プライバシー・高級感重視
☑セミクローズ外構:両方のバランスをとりたい方におすすめ
愛知県での外構デザインでは、土地条件やライフスタイルに合わせた“ちょうどいい開放感”を見つけることがポイントです。どのスタイルにもメリットがあり、作り手によって素敵なデザインを実現できます。
ただし、基礎のある塀などは後からリフォームする場合、大規模な解体が必要になることがあります。そのため、どのようなライフスタイルを送りたいかを事前にしっかり計画しておくことが重要です。
パートナーホームでは、皆様の予算や敷地に合わせた最適なプランを、現地調査から丁寧にご提案しています。お気軽にご相談ください。